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  • 年金だけで足りる?平均支給額から見る40代が今すべき3つの準備

    年金だけで足りる?平均支給額から見る40代が今すべき3つの準備

    40代に入ると、「老後2000万円問題」という言葉がまた気になり始めます。

    ニュースで「年金の平均支給額は○万円」と聞いても、それが自分に当てはまるのかどうか分からない方は多いでしょう。

    • 自分はいくらもらえるのか?
    • 本当に年金だけで生活できるのか?

    そんな不安を解消するために、本記事ではサラリーマンが将来もらえる年金の平均額と、自分で簡単に受給見込み額を確認する方法、そして今からできる老後資金対策を分かりやすく解説します。

    読むだけで、将来のお金の「見えない不安」が「計算できる安心」に変わるはずですよ。

    平均額だけでなく「自分の年金額」を知ることが大切

    ニュースなどで「年金の平均支給額は月14万円」と聞くことがありますが、それはあくまで全国平均であり、現役時代の年収や加入年数によって、個人の年金額は大きく変わります。

    つまり「平均」だけでは老後のお金の計画は立てられません。

    あなたが、まずすべきことは「自分がいくらもらえるか」を把握することであり、この数字が分かれば、老後に備えてどれくらい貯めるべきか、どんな制度を使うべきかが明確になります。


    サラリーマンの年金はいくら?平均額と自分の見込み額

    厚生労働省の最新データによると、厚生年金の平均支給額は月約14〜15万円となっているのですが、一方で国民年金のみの人では月5〜6万円ほどになります。

    夫婦で両方が厚生年金加入の場合、合計で月22〜23万円程度が平均的な受給額となるのですが、この平均には「定年退職したフル加入者」も「短期間しか加入しなかった人」も含まれていて、あなたの収入や加入期間によっては、実際の金額が大きく上下する点に注意が必要です。

    ねんきん定期便の見方|自分の受給見込みを確認する方法

    毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」には、あなたの年金見込額が記載されています。

    チェックすべきは次の3つ。

    1. 加入期間(厚生年金+国民年金の合計)
    2. これまでの加入実績に応じた年金額
    3. 将来の見込み額(50歳以上なら試算付き)

    さらに、公式サイト「ねんきんネット」を使うと、現在の収入を基準に老後の受給額を将来シミュレーションできます。

    働き方を変えた場合や、定年を延長した場合の変化も数値で確認可能です。

    平均から分かる「老後資金はいくら必要か」

    「老後2000万円問題」は、年金だけでは生活費をまかなえないという前提で話題になりましたが、これは、「毎月の支出が26万円、年金収入が22万円」という標準的な夫婦モデルに基づいた試算です。

    生活費を20万円まで抑える工夫や、地方移住などを考えれば、不足額は減らすことはできますから、「2000万円貯めること」がゴールではなく、自分の生活に合った資金計画を立てることがポイントとなります。

    今からできる3つの年金対策(iDeCo・NISA・企業DC)

    iDeCoで「もうひとつの年金」をつくる

    個人型確定拠出年金(iDeCo)は、将来の年金に上乗せできる制度で、毎月の掛金が全額所得控除になり、節税しながら老後資金を積み立てることができます。

    会社員なら年14万円〜27万円まで拠出が可能です(勤務先制度による)。

    つみたてNISAでリスク分散の備え

    つみたてNISAは、少額で投資信託を積み立てる制度で、iDeCoより自由に引き出せるため、「中・長期の資金づくり」に最適。

    長期分散投資で、年金の不足分をカバーする仕組みとして組み合わせると効果的です。

    企業DC(企業型確定拠出年金)を活用して上乗せ

    勤務先に企業型確定拠出年金(企業DC)がある場合は、会社の積立金と併せて老後資金を形成できます。

    企業が拠出してくれる分、自己負担が少なく、非常に効率的な制度です。

    漠然とした不安は「数字」で解消しよう

    将来の不安は、正確な情報を知ればぐっと小さくなります。

    「平均額を理解する」→「自分の受給額を把握する」→「今から備える」。この3ステップを実践すれば、老後2000万円問題も、自分ごととして整理することができます。

  • 年金の受け取りはいつから?60代が知るべき基本と手続き

    年金の受け取りはいつから?60代が知るべき基本と手続き

    60代になると「年金はいつから受け取れるのか」「どうすれば損をしないのか」と気になる方が増えます。

    年金制度は少し複雑ですが、基本を押さえれば自分に合った選択ができるようになり、今回、受け取り時期や方法、手続きの流れを分かりやすく解説します。

    年金の受け取りはいつから始まる?

    原則として、公的年金(老齢年金)は65歳から受け取り開始となり、これは多くの人に共通する基本ルールとなります。

    ただし、希望すれば

    • 60歳〜64歳で早く受け取る(繰上げ)
    • 66歳以降に遅らせる(繰下げ)


    といった選択も可能で、受け取り開始は「自分で決められる」という点が重要。

    受け取り方は3種類|繰上げ・通常・繰下げ

    年金の受け取り方には、大きく分けて3つあり、通常の受け取りと比較して、以下のような特徴があります。

    繰上げ受給の特徴

    60歳から64歳の間に前倒しで受け取る方法で、メリットは早く現金が手に入ることから、健康状態に不安がある人に向いており、デメリットとしては、受給額が一生減額されることになります。

    減額率は最大で約24%ほどになるため、長生きするほど不利になる可能性があります。

    繰下げ受給のメリット

    65歳以降に受け取りを遅らせる方法で、メリットは、受給額が増える(最大で約84%増)ので、長生きするほど得になるのですが、デメリットしては、受け取り開始まで収入がない期間があるので、長く働く予定の人や、貯蓄に余裕がある人に向いています。

    年金受け取りの手続きの流れ

    年金は自動的に支給されるわけではなく、申請が必要となり、基本的な流れは以下の通りとなっています。

    1. 日本年金機構から案内が届く(65歳前)
    2. 必要書類を準備する
    3. 年金請求書を提出する
    4. 約1〜2か月後に振込開始

    提出が遅れると、その分受け取りも遅れるため注意が必要ですから、しっかりと準備だけはしておきましょう。

    しかし、勝手に給与から取っておきながら、受け取る際には申請が必要だなんて、不親切ですよね。

    60代が考えるべき受け取りのポイント

    年金の受け取りは「正解が1つではない」のが特徴で、まずは以下の視点で考えると判断しやすくなるはず。

    ①健康状態

    • 長生きする可能性が高いなら繰下げが有利

    ②働き方

    • 65歳以降も働くなら、繰下げで増額を狙うのも有効

    ③貯蓄状況

    • 貯金が少ない場合は繰上げも選択肢

    ④家族構成

    • 配偶者の年金状況も含めて考えることが大切

    特に「今すぐ必要なお金」と「将来の安定」のバランスを取ることが重要ですから、しっかりと検討しておきましょう。

    まとめ

    年金の受け取りは65歳が基本ですが、繰上げ・繰下げによって柔軟に調整することが可能です。

    • 65歳が標準の受給開始
    • 早めると減額、遅らせると増額
    • 申請しないと受け取れない

    まずは、自分の生活状況や健康状態を踏まえて「いつ受け取るのが最適か」を考えてみましょう。

    必要であれば年金事務所での相談も活用し、納得のいく選択をすることが大切です。