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58歳からの年金戦略|再雇用で損しない働き方と受給の考え方

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定年が近づくと、年金は「いつもらうか」より「仕事とどう組み合わせるか」が重要になります。

実は、再雇用後の給与と年金の受け取り方を先に整理すれば、老後の不安はかなり小さくできるんです。

再雇用後は、給与が下がる一方、年金を受け取りながら働くという選択肢があります。

ただし、給与と老齢厚生年金の合計が一定額を超えると年金が一部減る「在職老齢年金」の調整があるため、先に仕組みを押さえることが大切です。

確認する数字

最初に見るべきなのは、次の3つ。

  • 再雇用後の月給。
  • 65歳以降にもらう老齢厚生年金の月額。
  • 妻の年金や配偶者の収入を含めた世帯全体の月収。

在職老齢年金は、賃金と年金の合計が基準額を超えると減額調整が入るため、個人単位ではなく家計単位で見るのが重要です。

損しやすいポイント

再雇用でよくある失敗は、給与が下がったのに「年金を早く受け取れば安心」とだけ考えてしまうこと。

繰上げ受給は早く受け取れる反面、受給額が一生減るので、あとから「思ったより足りない」となりやすく、逆に繰下げ受給は増額できる一方、受け取り開始までの生活費を別で用意できないと苦しくなります。

よくある勘違い

「65歳を過ぎたら、年金は働いていても満額そのままもらえる」と思われがちですが、これは大きな間違い。

「再雇用なら社会保険は関係ない」と考えるのも危険で、一定条件を満たすと厚生年金の加入が続くため、保険料負担や将来の年金額にも影響し、さらに年金制度は改正が入るため、基準額や扱いは年度で変わる前提で確認する必要があります。

初心者の詰まりポイント

一番つまずくのは「自分がいくらもらえるのか」が分からないまま、繰上げか繰下げかを決めようとすること。

次に多いのが、夫婦で別々に考えてしまい、世帯全体の収支が見えなくなることです。

最後に、退職後すぐの1年目だけを見て判断し、70代前半以降の生活費を見落とすケースが多いです。

今すぐできる行動

今日やることは3つで十分です。

  1. 会社の再雇用後の給与見込みをメモする。
  2. 年金見込額通知やねんきん定期便で、自分の受給額を確認する。
  3. 夫婦の年金を合算して、毎月いくら不足するかを出す。

この3つが分かれば「働きながら受け取る」「65歳から受け取る」「繰下げる」のどれが現実的か、かなり絞ることができます。

失敗例

失敗しやすいのは、再雇用の給与減少を見て「年金を前倒しすれば解決」と急ぐことで、その結果、受給額が一生減り、70代以降にじわじわ効いてきます。

もう一つの失敗は、働けるうちの収入だけで安心してしまい、病気や介護で働けなくなった時の備えを作っていないこと。