マイナポータルにログインするときは、マイナンバーカードに設定した4桁の暗証番号を入力することになるのですが、久しぶりに使うと「これで合っていたかな」と不安になり、何度か試しているうちにロックがかかってしまうことがあります。
これ、一度ロックされると、そのままではマイナポータルを使ったオンライン手続きができなくなるのですが、そんな経験のある人も多いのでは?
マイナポータルの暗証番号がロックされる仕組み
マイナポータルにログインするときに使うのは、マイナンバーカードに登録されている「利用者証明用電子証明書」の暗証番号で、数字4桁で設定されているものなので、スマホアプリやブラウザからマイナポータルに入るときに求められます。
この4桁の番号、不正利用を防ぐため入力回数に上限が設けられており、3回連続で間違えるとロックされる仕組みになっていて、一度ロックがかかると、そのままではログインすることができず、暗証番号の初期化や再設定の手続きが必要となります。
混同しやすいのが、同じマイナンバーカードに設定されている別の暗証番号で、マイナンバーカードには、4桁の「利用者証明用電子証明書」とは別に、英数字6〜16桁の「署名用電子証明書」の暗証番号も設定されています。
これはオンライン申請などで電子署名を行うときに使うもので、入力回数やロックの扱いも別に管理されていて、どちらも忘れてしまうと手続きが行えなくなってしまうので、「どの番号を何に使っているか」を一度整理しておく必要があります。
ロックされたときどうする?
ロックされたときに慌てやすいのは、「どこへ行けば解除できるのか」が分かりにくい点で、実際には、コンビニの端末から再設定できるルートと、住民票のある市区町村の窓口で手続きするルートがあります。
2つのルートがあるとはいえ、コンビニですべてのケースに対応できるわけではなく、条件を満たせない場合、窓口での手続きが必要になります。
ですので、今の自分がどの暗証番号まで覚えているのかを確認することが、その後の動き方を決める最初の一歩になります。
コンビニで手続きできるケース
コンビニのマルチコピー機(キオスク端末)を使う方法は、平日に役所へ行きにくい人や、役所が遠い場所にある人にとってはありがたいものなのですが、実はこの方法は誰でも利用できるわけではなく、一定の条件を満たしている必要があります。
具体的には、「署名用電子証明書(英数字6〜16桁)」と「利用者証明用電子証明書(数字4桁)」のうち、どちらか一方の暗証番号を覚えていることが前提。
たとえば、マイナポータルで使う4桁の番号はロックされてしまったものの、英数字の署名用暗証番号は分かる場合などがこれに該当し、両方の暗証番号がわからない状態だと、このルートは使えません。
コンビニでの手続きは、スマホアプリを使った事前準備から始まります。
まずスマートフォンに「JPKI暗証番号リセット」アプリをインストールし、アプリ上でマイナンバーカードを読み取って本人確認を行い、そのうえで、アプリからリセットの予約を行い、予約完了から24時間以内にコンビニの端末へ向かう流れ。
マルチコピー機の画面で「行政サービス」を選び、自分のマイナンバーカードをセットすると、新しい暗証番号を設定する画面が表示されます。
ここで4桁の暗証番号を再設定すれば、ロックされていた状態から使える状態に戻せます。
またこれには利用時間の制限があり、パスワードの初期化や再設定ができる端末は、原則として6:30〜23:00のあいだだけ操作可能。
深夜や早朝に思い立っても、時間帯によっては手続きを進めることはできませんし、すべてのコンビニに対象の端末があるわけでもないので、どの店舗が暗証番号初期化・再設定に対応しているかは、公的個人認証サービスのポータルサイトで確認する必要があります。
自宅や職場の近くで対応店舗が見つかるかどうかも、事前に見ておきたいですね。
窓口での手続きが必要になる場合
コンビニでの再設定が利用できないケースとして代表的なのは、「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」の暗証番号をどちらも思い出せない場合。
この場合は、スマホアプリによる本人確認やコンビニ端末での操作ができないため、住民票のある市区町村の窓口で暗証番号の初期化・再設定を行うことになります。
マイナンバーカードのICチップに登録されている情報そのものを確認し直すイメージに近く、本人確認を対面で行うことが前提となっています。
ただし、窓口へ行く際には、一般亭にはマイナンバーカードに加え、顔写真付きの本人確認書類が求められます。
具体的な組み合わせは自治体によって案内が異なる場合もあるため、自分の自治体の公式サイトで事前に確認してから役所に向かうといいでしょう。
手続きそのものは窓口で完結し、その場で暗証番号の初期化と再設定が行われます。
待ち時間は混雑状況によって変わりますが、一度の来庁でロックを解除できるのがこの方法の特徴。
再設定後にロックをくり返さないためのポイント
暗証番号を再設定したあとは、手続きの面倒くささから「もう二度とロックさせたくない」という気持ちになるでしょう。
とはいえ、あまりに複雑な番号にすると、次に使うときにまた思い出せない可能性もありますし、忘れないように数字4桁の暗証番号を、自分の誕生日や電話番号そのものと紐づけたいところですが、他の誰かから推測されやすいような数字列は絶対に避けておいたほうがいいので、自分の記憶に残りやすい組み合わせをひとつかふたつ作っておくのが安全です。
これは英数字6〜16桁の署名用暗証番号も同様で、意味のある単語と数字を組み合わせるなど、自分なりのルールを決めておくと記憶しておけるでしょう。
パスワードを再設定した後も、入力時の振る舞いにも気をつけておきたいところで、ロックを防ぐうえで自信がない状態で続けて入力をくり返すことは避けておきましょう。
3回のミスで、またロックされてしまいますから。
1回目の入力で「少し不安だな」と感じたら、まずはそこでいったん手を止め、メモや過去の記録を確認したり、家族と共有している場合は相手に確認するようにしましょう。
スマホやパソコンのメモアプリに、番号そのものを書かずにヒントだけ残しておくなど、自分だけが分かる工夫をしておくと安心です。


